林檎の杖と魔法の道具箱
不思議な物語を持つ、魔法の不思議雑貨とワンドが詰められた道具箱です。
「視えざるものを視るルーペ」の物語
このルーペで花を覗いて見てください。
花びらの陰から小さな妖精が姿を現すのを視るでしょう。
でも、必ず視えるわけではありません。
妖精は気まぐれですから♪
ところで、このルーペを美しい花を視る以外に使わないで下さいね。
イタズラなピクシーが飛んできて、貴方にアベコベ魔法をかけちゃいますよ!
「鉱物の森を指し示すコンパス」の物語
鉱物の不思議な森を指し示すコンパスです。
でもこのコンパスを使えるのは1年に一度だけ。
鉱物の森はこの世界の次元にはなく、この世界と繋がった僅かな時間にだけクルクルと動くのです。
その時は太陽のエネルギーが満ちた夏至の日。
でも方向を指すだけで、不思議な森への行き方は教えてくれません。
悪しからず(笑)
「螢光石」の物語
蛍のように光る、「螢光石」です。
新月の夜に使える魔法の石です。
新月の夜、誰にも邪魔されない静かな暗闇の空間で、ひとかけらのこの石を左手に持って目の前に掲げます。
右手には魔法の杖を持って、「明らかにあらしめよ」と言いながら、杖で石に触れると...。
あら!ふしぎ~~!石が光と共に砕けて細かな光の粒子となって貴方の周りに漂います。
柔らかな緑の光の中に、貴方にとって大事な人と光景が浮かびますよ。
それは過去かもしれないし、今かもしれないし、未来かもしれない。
でもそれは、ほんの僅かな時間の光です。
もっともっとと、繰り返し視ようとすると、大事な石はあっと言う間になくなります。
お気をつけてね。
「眠りのブラックドラゴン」の物語
はるか昔に、自ら水晶の中に入り悠久の眠りにつく事を選んだドラゴン。
このドラゴンは、かつて一人の人間と魂の約束を交わしていましたが、人の命は短く儚いものです。
再びその魂が人の身体を纏った時に、同じ時を共にするためにこの水晶の中で待っているのです。
ドラゴンライダーであった、貴方と再び逢うために。
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