林檎の杖と魔法の道具箱
不思議な物語を持つ、魔法の不思議雑貨とワンドが詰められた道具箱です。
「鉱物の森を指し示すコンパス」の物語
鉱物の不思議な森を指し示すコンパスです。
でもこのコンパスを使えるのは1年に1度だけ。
鉱物の森はこの世界の次元にはなく この世界と繋がった僅かな時間にだけクルクルと動くのです。
その時は太陽のエネルギーが満ちた夏至の日。
でも方向を指すだけで 不思議な森への行き方は教えてくれません。
悪しからず…
「想い飛ばしの胞子」の物語
この小さなガラスの世界のなかに 古(いにしえ)の人々の想いが記録された水晶があります。
その想いは悠久の時間を超え 蓄積され続けています。
水晶に寄り添う歯車は 目に見えないほどの速度で ゆっくりと時を刻んでいます。
そんな水晶の周りを 小さな胞子が取り囲んでいます。
この胞子は 古(いにしえ)の記憶と人の想いを 水晶から吸い取っていきます。
人類の転換期に 大きくこの星が揺らいだ時に
仄かな光をまといながら このガラスの小さな世界から
ゆらゆらと想いを乗せて 飛んで行くのです。
星の瞬きが煌めく 新月の夜
この胞子が 漂うように
この星のどこかに飛んで行き いずれ貴方のもとに辿り着く事でしょう。
そして胞子は どんな想いを 貴方に囁くのでしょうか。
「ポータルキャッチャー」の物語
とても小さな 手のひらに収まるほどの望遠鏡です。
見た限り 何の変哲もないのですが
実はこの望遠鏡は 鉱物の森のドワーフが作りました。
この世界は 所々に異界の領域へとつながるポータルが存在しています。
この望遠鏡で覗くと 靄のような虹色の淡い光に包まれたポータルを 見つけることができます。
故に「ポータルキャッチャー」と名付けられました。
そのポータルは 蜂が通り抜けられるほどの大きさのものが
空間に浮かんでいたり
あるいは樹の朽ちた樹洞(じゅどう)だったりと 様々です。
ただ そんなポータルを見つけても 軽々しくその領域に足を踏み入れてはなりません。
そこから戻ってこられるとは限らないのですから...
0コメント